ミノキシジルタブレットは5mgと10㎎どっちを選ぶべき?|選び方も解説


AGA治療薬としてよく知られているミノキシジルには、内服薬・外用薬と2つの種類があります。

塗り薬である外用薬とミノキシジルタブレットと呼ばれる内服薬は基本的に同じ成分が含まれていますが、外用薬の場合は期待できる効果が限定的と言われています。

その理由として、外用薬は毛細血管まで作用が及ぶのに対し、内服薬はその先に存在する細動脈にまで達するからです。

ミノキシジルという成分は血管の拡張作用があり、血流が促されることで髪の毛の成長を促進させます。

より高い効果を望むのであれば内服薬のミノキシジルタブレットを選ぶといいですが、これには成分量の異なる5mgと10mgが存在します。

ミノキシジルタブレット5mgと10mg どっちを選ぶべきなのか?

一般的に成分量の多い薬の方がより効果が高いと思われるかもしれませんが、それに伴って副作用が発生する可能性も増大します。

ミノキシジルタブレットも同じく10mgの方がより高い効果が期待できますが、個人差が生じることから初めて服用するときは5mgからにした方がいいかもしれません。

ミノキシジルタブレット5mgと10mg の違い

ミノキシジルタブレットの5mgも10mgも基本的な成分は完全に同じですので、効果の面で違いなどはありません。

単純に含まれているミノキシジルという成分の濃度が異なるだけです。

薬は成分量が多ければ多いほど働く作用も大きくなります。

ただ、薬の持つ力が強まるほど大きな反動として過度な副作用が発生する可能性があります。

癌などで使われる抗がん剤などを思い出すと、その意味も分かりやすいでしょう。

ミノキシジルタブレットも10mgの方が成分量が多いことから発毛に関しても大きな期待が持てますが、人によっては大きな副作用が起きる可能性もあるのです。

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ミノキシジルタブレット10㎎を検討する場合

副作用のリスクはありますが、以下のようにミノキシジルタブレット10mgの服用を検討しても良い方もいます。

ミノキシジルタブレット10㎎を検討しても良い方
  • ミノキシジルタブレット5mgで十分な発毛の効果が得られない方
  • ミノキシジルタブレット5mgを2錠毎日服用している方
  • すでに薄毛がかなり進行している深刻な状態の方

以上の条件に当てはまる方は、ミノキシジルタブレット10mgでも問題は無いと言えるでしょう。

ただ、非常に強力な副作用が働く可能性もありますので、常日頃から気を付けておく必要があります。

特に心臓エコー検査と心電図の検査に関しては、定期的に行うことをおすすめします。

ミノキシジルタブレット10㎎を服用する際の注意点

ミノキシジルタブレット10mgは非常に効果が高い反面、辛い副作用に悩まされる可能性があります。

基本的には5mgから始めるものですが、それでは満足できない方は10mgを服用することになるでしょう。

その際には副作用に関して特に注意する必要があります。

最も起きやすいのが胸の痛みであり、続くように動悸や息切れもあると言われています。

ミノキシジル特有の血流を促す作用が心臓にも負担をかけることから起きる副作用ですが、人によってその強さも異なります。

ただ、実際には成分の濃度が高まれば副作用も大きくなるようです。

10mgはそこそこの割合で副作用が発生する可能性があることを覚えておきましょう。

定期的に循環器内科で検査を受けること

色々試してみてもAGAに対して効果が実感できない方など、悩んだ末にミノキシジル10mgを検討する方もいるでしょう。

どうしても10mgを服用するのであれば、自身で責任をもって体の状態を観察してください。

特に循環器系の医療機関などで、医師にミノキシジルタブレット10mgの服用をしていることを伝え、心臓エコー検査や心電図を撮り、心臓に大きな負担がかかっていないか定期的に調べることが大切です。

AGAの治療を専門的に行っているクリニックであっても、体の経過観察までは面倒を見てくれない所の方が多いでしょう。

そのため自分の体は自分でしっかり守る必要があるのです。

ミノキシジルタブレットはAGAの治療を目的とした薬ですが、少ない濃度では毛が生えてこないからという安易な気持ちで10mgを服用するのはやめておきましょう。

ミノキシジルタブレット5㎎、10㎎どっちを選ぶべきか?のまとめ

ミノキシジルタブレットは、高い発毛の効果が期待できるAGA治療薬です。

ただ、成分の濃度に違いがあるため、5mgと10mgのどちらを選ぶかで初めは迷うかもしれません。

濃度が高い方が効果も高くなりますが、その分非常に強い副作用が発生する可能性も含んでいます。

初めて服用するときはまずは5mgから始めましょう。

どうしても10mgを望むときには、定期的にクリニックを訪れて心臓エコー検査と心電図を撮り、体に悪い影響が出ていないか確認することをおすすめします。


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